薪ストーブとは

薪ストーブの基礎知識 薪ストーブと聞いてご存知ない方は外国の映画やドラマに出てくる暖炉をイメージするかと思います。暖炉は煉瓦や釣鐘フードでつくられた場所に、焚き木のような感じで薪を燃やします。部屋をあたためるというより直に温まるという感じですが、薪ストーブは鉄製の密閉されたストーブにの中で薪を燃やしストーブそのものを熱します。熱した鉄製のストーブ全体から放出される熱や温風が部屋全体をあたためてくれるのです。薪ストーブは暖炉と違い密閉されているので燃費がよく、給気調整が可能なので、熱効率も高いです。

薪ストーブイメージ

~ 部屋全体が温まるのが嬉しい薪ストーブ ~

近年薪ストーブが人気な理由 薪ストーブが近年人気なのはデザインはもちろん、原油高騰による灯油の値上がりで、灯油の代わりなる暖房器具として関心が高まっているそうです。薪ストーブは自然に室内の空気を燃焼させ煙突を通して排気させる機能があり、遠赤外線効果で部屋全体が温まると同時に身体の芯まで温まります。そして、最近では環境にも非常に関心が高くなっていて、排出するCO2が石油よりも環境に優しい薪(木・木材)が燃料であることです。薪が排出するCO2の量は樹木が成長する中で吸収するCO2の量とほぼ同じといわれています。
気になる価格と施工費用 一番気になるところは、やはり費用ですよね。薪ストーブは本体だけ購入しても使用できないので、煙突や取付の時の施工費用が加わってきます。薪ストーブの平均的な予算は100万~170万円程度です。薪ストーブ本体の価格は特注などを除き約20万円~60万円程度。煙突部材の価格は50万円~70万円程度。取付施工費30万円~40万円程度となってきます。また設置場所や煙突の本数や種類によっても価格は変わってくるので一度、見積もりしてもらうとよいでしょう。
ランニングコスト 薪を無料で入手できれば、もちろん暖房費はゼロです。建築業者や木工所などで端材が入手可能な場合もありますし、近くの河川組合や役所の土木課に問い合わせて見るのも良いでしょう。最近ではSNSを通じて薪拾いのイベントやサークルに参加するというのもあります。しかし無料といっても誰かが運んでくれるわけでもないので、自分で調達しなければなりません。そのためには薪を割る道具や、大量の薪を運搬するのにトラックが必要になってきます。薪は購入することもできますが、その場合はかなりの出費になってきます。一束300円~600円(7kg~10kg)で購入することができますが冬のシーズン分を購入するとなると300束~400束程度使用しますので金額にすると、10万以上はかかります。